いつからか定着しだした「ワンオペ育児」という言葉。この言葉がうまれてしまうこと自体、悲しいことです。
ただでさえ大変な育児を一人でこなすというのは心身ともに疲れてしまいますし、なにより夫との信頼関係にも影響してきます。
夫サイドはどうしてそうなってしまったのか?
妻目線でのワンオペ育児について夫の特徴を分析していきます。
妻がワンオペ育児の夫の行動・特徴について
夫の特徴①:女は家庭で育児思考タイプ
夫自身が育児をするという認識がないということです。
育児は妻がするもの。自分は仕事に行っている。自分より妻のほうが育児に向いている。
などの理由から、育児をするという概念がそもそもないパターンです。
夫の特徴②:育児は女の仕事だろタイプ
夫のお母様、つまり義母が、ワンオペ育児だった場合があります。
義父がまったく育児に手つかずだったりすると、男は育児なんてしないと思っている可能性がありますので、正直とっても厄介なパターンです。
夫の特徴③:義母に甘やかされてきたタイプ
服を脱ぎっぱなし、食べた食器も片づけないなど、「自分でやりなさいよ!」と言いたくなるようなこともすべて義母がやってきたとなると、夫もなかなか動こうとはしません。
だって置いておけば誰かが片づけてくれるんですもの。
夫の行動④:お仕事が多忙すぎタイプ
会社によっては、子供が産まれてもおかまいなしに残業を提案してきたりもするものです。
そうなってくると、夫側としても参加したいけどできない、ワンオペ育児はさせたくないけれど…というやりきれない心境かもしれませんね。
夫の特徴⑤:指示待ち人間タイプ。
やる気はあるんだけれど、指示がでるまで動けないという人もなかなか多いです。
妻は妻で、自分でやったほうが早いと感じていたり、仕事で疲れている夫に子供をみてと言えない場合もあります。
また、一度手伝ったときに「そうじゃない!」「それ違う!」「もうなんでこんなこともできないの!」と、妻にきつく言われたことで、自分は何もしないほうがいいのかも?と感じている場合もありますね。
ワンオペ育児の現状!夫が家にいても妻はワンオペ
家に夫がいるのにワンオペ育児をしなければならないというのは本当に辛いです。
子供と二人だけで家にいるときより辛いですよね。
日本の男性は育児時間が本当に短いことでも有名ですが、これには古くからある日本にある「男は仕事!女は家庭!」という風習のせいもあるかと思います。
この令和の時代に、いつの話してるんだって感じではありますが、いまワンオペ育児で悩んでいるママさんたちの親世代はまだそういった風習にならって生活していた時代なので、一気に変わることは難しいのかもしれませんね。
夫には頼らない!ワンオペを楽にするための工夫
夫には頼らない・期待しない
最初から極論ではありますが、私がいちばん楽になった方法です。
やってくれると思うから辛いんです。
最初から一人でやりきる覚悟を決めると、びっくりするくらい楽になりますよ。
この場合、無理をしないことが絶対条件です!
育児は身体が資本。ママが倒れてしまったり、笑顔がなくなってしまっては、元も子もありません。
家事は適当に。ごはんは冷凍使ったって、デリバリーでも、お惣菜でもいいんです。
お掃除も三日に一回、一週間に一回でいいんです。
子供と笑顔で過ごせることが最重要ですよ。
夫以外を頼る
家事代行でもいいですし、ベビーシッターさんでもいいです。
ママの親御さんや、お友達に少しの時間でも預けて買い出しに行くだけでも息抜きになりますよね。
こんなことを言ったら怒る人もいらっしゃるかもしれませんが、子供と離れる時間を少しでも作るって、本当に大切です。
ワンオペ育児に関してはとくにそれが当てはまると思います。
ずーっと家の中で子供と二人でいるのって、幸せな反面辛いんです。
なんで泣いているのかもわからなかったり、自分は思うように眠れなかったり、家事がすすまなかったり。
そういったことが重なってひどく疲れる前に、協力してくれる方にお願いしましょう。
人と会話することを忘れない
ワンオペ育児、最大の敵は「孤独」です。
一人で頑張り続けることほどつらいものはありません。誰かと会話することを忘れないようにしましょう。
友達を呼んだり、電話でお話するのもいいですね。
ほんの30分~1時間とかでも気分が全然違います。
不安や心配事、辛いことがあったら相談もしましょう。
どんな些細なことでもかまいません。
親御さんやお友達に相談するのはためらうという場合は、ママ専用の質問掲示板や、市の育児相談でもいいんです。
小さな不安や、心配ごとをため込むと、心身ともに疲れがでてしまいます。
吐き出すことは大切ですよ。
妻のワンオペ育児は夫に気づいてもらうことも大事
ワンオペ育児についてお話してきましたが、まだご主人に相談したことがない方は一度話してみましょう。
怒るのではなく「お仕事で疲れてるとは思うんだけど…」「こうしてくれたら助かる」「あれしてくれたらうれしいな」
こんな風にお願してみて、もし動いてくれたら大げさなくらいに感謝しましょう。
夫が育児に参加してくれたらこの上ないくらい強い味方になってくれます。
夫婦ふたりで育児できたら、また幸せがひとつ増えます。
どうか、かわいい大切なお子さんとママが笑顔で過ごせますように。