「毎日家計簿をつけているのにお金が余らない」
「頑張って節約をしているのに余裕がでない」
と頭を抱えている方はいませんか?
お金に余裕を持たせたい、貯金を増やしたいと思ったら、家計のやりくりが必要になります。
ただやみくもに節約をしているだけでは逆効果。
辛い節約生活から脱出したいという方は、お金を増やすための家計管理法にシフトチェンジしてみましょう。
節約の基本!貯金が増える家計管理方法
節約は頑張っているだけでは効果を発揮できません。辛い節約生活をしていると衝動的にリバウンドをしてしまいませんか?1カ月間カツカツの生活費で過ごしたのに最後の最後で余っているお金を使い切ってしまうと、その1カ月の節約が全て無意味に終わってしまいます。
それならば「カツカツ→のんびり」に家計の管理方法を変えた方がずっと上手くいきます。
ただ、のんびりと節約生活をする場合でもお金の心配を無くすためには少しの「コツ」が重要になります。安心して快適に暮らすために、簡単な家計管理方法を取り入れてみましょう。
基本の中の基本!誰でもできる家計管理のコツ
家計の管理にどんな方法を取り入れていますか?
「家計簿をつけている」という方は、早速やめてみましょう!
家計を管理するためには収支の把握が欠かせませんが、家計簿をつけているだけで収支を把握していることにはなりません。家計簿をつけているのに貯金が増えないという方は、きっと自分に合った方法ではないのではないでしょうか。
家計簿管理では失敗するという方は、もっとシンプルで簡単な誰でもできる次の方法を試してみてください。
1.貯金と支出項目の予算を決める
節約の基本は「毎月いくらの予算で生活をするか」です。決められたお金の中でやりくりをするときは「節約をすることで何を実現したいか」を考えることがとても大切になります。
その先に何をしたいかがなければどんなに頑張ってもストレスばかりが溜まり、最後にはリバウンド……という残念な結果になってしまいます。
リバウンドを防ぐためには家計の管理に「予算」という目標をつけると良いでしょう。今月はいくら使えるからこれだけ節約をしたら良いという明確な目標があることで「頑張る幅」をイメージできます。
目標があることで行動がしやすくなり、また達成感を得られるので満足度にもつながります。満足度が得られるとストレスを和らげ衝動買いも減らせます。
2.封筒にお金を入れる
予算が決まったら各支出項目ごとにお金を振り分けます。1カ月の生活費は封筒などに小分けして入れておくと使うときに取り出しやすくなります。貯金はすぐに専用口座に移動します。
家計の管理方法は「封筒分け」だけになります。細かく支出を書き出し無駄遣いを反省するよりも、決められた予算の中でお金の使い方を考える方がずっと「のんびり」した気持ちで節約ができます。
ポイントは予算を絶対にオーバーしないことです。そのため、1度予算を決めたらどんなにお金が足りなくてもその中でやりくりをするように考えましょう。
・追加で銀行からお金を引き出さない
・貯金には手をつけない
この2つは必ず守るようにしてみてください。
反対に、予算内でやりくりできれば何を買っても構いません。一般的に無駄遣いだと思われている「ちょっとコンビニ」も、予算内の中であれば制限をする必要はありません。
また、トータル予算をオーバーしないことが最も重要になるので、
・食費が足りないから娯楽費から補う
・外食をしたいから被服費を控えよう
など、各予算で調整を行っても良いですね。
3.お金を使い切る
節約のリバウンドを防ぐためには頑張った自分への「ご褒美」を取り入れてみましょう。ご褒美制度は週に1回、月に1回など自分に合ったペースで活用すると良いですよ。
週に1回のご褒美dayを取り入れるときは、予算を各週ごとに分割して考えましょう。予算配分をきちんとすることで月末まで安心してお金を残せます。
決めた予算は翌月に回すよりも、ご褒美としてその月に使い切った方がその後のやる気につながります。
もし貯金に回したいのであれば、旅行などのご褒美イベントに使える楽しみのためにお金を積み立てると良いですね。
貯金額と支出項目の予算の決め方
貯金額と支出項目の予算は収入に合わせて決めてみましょう。
貯金の目安は収入の10~15%
一般的に貯金の目安は収入の10%~15%くらいだと言われています。月の手取りが20万円であれば2万円~3万円くらいが目安になります。
ただ、家や車を買いたい、教育資金を貯金したいなど、お金を貯める目的がある場合は、貯金計画を決めてみましょう。
住宅や車を買うための頭金にとりあえず100万円を貯めたい!と思ったら、毎月の収入と支出を比べてどのくらいまでなら貯金ができるかを考えてみます。
100万円を貯める場合、
・1年間計画では1カ月に84,000円
・2年間計画では1カ月に42,000円
・3年間計画では1カ月に28,000円
となります。
月々の貯金額を減らしたいときはボーナスから補う方法もあります。まずは毎月貯めるお金を決めて、給料日に貯金用口座にお金を移すことを始めてみてください。
支出項目の予算の目安
支出項目の予算の目安は、必要経費で65%、娯楽費などで20%と考えると良いですよ。
必要経費の内訳は次の割合で予算を考えてみましょう。
・住宅費 25~30%
・食費 15%
・水道光熱費 8~10%
・通信費 5~8%
・生活日用品 5~8%
必要経費の中で最も多い費用は住宅費ではないでしょうか。住宅費は収入の30%以内を目安で考えられていますが、可能であれば25%くらいに収めた方が他の予算を多く確保できます。
楽に節約生活を進めるためには「固定費用をできるだけ抑える」ことが家計のやりくりのコツです。支出項目の予算を考えるときは同時に固定費用の見直しをしてみましょう。
節約の基本を身につけて「お金がない!」から脱出
「お金がない!」から脱出するためには節約の基本を身につけることが重要です。
お金の貯め方、賢い使い方がわかると自然と貯金が増えていきます。
毎日カツカツで生活をしているという方は、まずは目標を決めて予算内でやりくりするためにはどのように生活をすべきなのかを考えてみてください。
毎日家計簿をつけるよりもずっと効果的にお金を活用できます。